アプリ ライドアウトのショップレビュー詳細
以前ZRX400を所有していたとき、点検やキャブOHでとてもよく対応していただいたのもあって、
大型(ZZR600)に乗り換え後、乗っていて気になるところがあったので来店、症状を話したところ、
「いろいろ考えられる」、「だから古いバイクはうちではおすすめしてない」と言われ、前のバイクの時の対応がとても良かっただけに残念な思いで帰ってきました。カワサキのバイクが好きで乗りたくて選んだバイクなのに、しかもKawasakiのバイク屋さんに「おすすめしていない」と言われるとは。もう、利用しないし、人にもおすすめしません。
［投稿日］2023-11-17 21:43:32
先日はご来店頂きありがとうございました。
当方の言葉が足らず、不快な思いをさせてしまった様で申し訳ございません。
持ってこられたZZR600は90年代の製造で、走行距離はそれほど多くは無かったものの整備履歴が不明な車両だったかと思います。
すでに製造から20数年は経過しておりますので、整備履歴がある程度わかっている車両でしたら不調の原因をある程度絞って探ることも出来るのですが、一見した限りではやはり不調の原因は色々と考えられるとしか、当方としては言えません。
今回のZZR600の場合は通常のキャブレターOHに加えて、連結パイプのOリングや燃料ホース、また経年劣化で急に停止して走行不能になるケースが多い燃料ポンプの交換をお勧めしました。
これだけでもかなりの費用が掛かりますが、開けてみたら追加の費用が掛かる可能性も大いにあります。
それらの費用の支出に躊躇されるようでしたら、やはり古いバイクを新たに所有するのはお勧め出来ないのです。
他にも一見したところですと、ブレーキラインの交換やOH、サスペンション周りのOHもした方が良い状態でしたが、仮にそれらの整備をしっかりとした後にも、オイル漏れや電気系統、冷却系統の故障が出る可能性も大いにあります。
以前に5年~10年落ちくらいの中古車を買って特に問題もなく乗って来られた経験のある方などが、当時と同じ感覚で20年以上経過した車両を同じ様な感覚で購入された場合などに、その後にかかる整備コストに驚かれることが少なくありません。
多くのキャブレター車は既に「旧車」と言っても過言ではありません。
その様に呼ばれるのは心外かと思いますが、純正部品の欠品も多数出ており、現状としてそのように認識をして頂きたいのです。
もちろん年数が経っていても、それまでの十分な点検と整備がされていれば、まだまだ良い状態を維持して楽しむことは出来ます。
ですがその履歴が不明な場合には、購入後にかなりのコストが掛かるという認識と覚悟をもって検討してください。
私もその様な認識と覚悟が有って古い車両を購入される分には、全く問題がないと思っています。
その様な方の車両に問題が発生した時に、必要なコストをかけて安全に楽しく乗りたい、という事でしたら当店としても可能な限りのお手伝いをさせて頂ければ幸いです。
