GPz400F/F2/カワサキのクチコミ・レビュー・評価・評判・足つき情報

長所

空冷2バルブの四気筒であること。紛れもないカワサキ「Z」であること。

頑丈です。古いのでセコい故障は必ず起きると思いますが、致命的な弱点は思い浮かびません。オイル滲みはありますが、地面に垂れるようなことはないので問題ありません。

バランスの良い車体構成。
乗るまでは「こんな細いタイヤで本当に大丈夫かいな」なんて思っていましたが、どっこい、サスとフレームのバランスが絶妙です。
エンジンパワーは泣きたくなるくらい不足していますが、フルバンクさせたまま130km/hくらいでコーナーに突っ込めます。
リンク式モノサスの恩恵は本当に大きく、乗り心地ともにコーナリング性能では90年代の400ccネイキッドより確実に上です。もっと言うと、フルノーマルのZRX1100より安心してフルバンクできます。

短所

新品パーツ廃番祭り。

最後の2バルブ、どんなもんかとちょっと期待していたけど…おっそいっすわｗ
高回転で馬力を稼ぐことに重点を置いていたんでしょうね。
カタログ馬力は54馬力となっていますが、現行の53馬力マシンにはトルクで負けているのがすぐわかります。

シャシ台で馬力測定したところ、なんと33.4馬力という驚異的な数字を記録しました。
遅いﾅｧとは思っていましたが、コレほどまでとは…

私の車体が本調子ではなかったのかもしれませんが、乗っている限りではエンジンノイズも非常に少なく、状態は悪くなかったはずでした。絶好調のGPz400Fでもリアタイヤで40馬力行くような車体はめったにないらしいですね。

名誉挽回のために言っておきますと、550ccは別物です。というか、設計段階では明らかに550ccが本来の姿だったのでしょうね。高回転の伸びは勿論400ccに分がありますが、ハッキリ言って比較ならないくらいトルクフル、キビキビ走るすばらしいマシンです。借りて乗ったとき「えっ…」自分の400ccに本当に絶望したことを思い出します。

購入動機

アドバイス

初バイクとしてゼファーχを購入した当初から、空冷2バルブのエンジンに憧れていました。水冷のライバルに対し最後まで空冷2バルブのユニットで対抗したこのロマンが最高です。